Gelatin Plate Print - WallArts
ゼラチンプレートプリント - ウォールアート
プリントメイキング(版画)の手法の一つ、ゼラチンプレートプリント。ゼラチンプレートは市販もされていますが、簡単に自作できます。
ゼラチンプレートの上にインクをのせ、例えばステンシルや櫛、トイレットペーパーの芯など、思いつくもの、身近にあるもの、なんでも使って模様・イメージを作っていきます。塗ったインクをひっかいて柄を作ったり、写真を転写してプレートの上で色を塗ったり・・・。最後に作ったイメージを、紙などに転写してプリント(版画)になります。
とにかくいろいろなことができる、かなり本能的で柔軟性が高く、自由な発想で楽しめる手法です。
とは言え、他の手法も同じですが、得意なこととそうでないことがあるので、たくさん実験して特性を理解していく必要はあります。それでも、頭の中にハッキリしたイメージがあると、それを思ったように再現できない時もあります。偶然を楽しむというのも、ゼラチンプレート版画の一つの楽しみ方かもしれませんね。
私は(今のところは)押し花・生花を主に使っています。ゼラチンプレートはぷよぷよしているので細かいディテールも表現でき、繊細さに我ながらうっとりしてしまうことがあります(笑)
「転写」することから「版画」のカテゴリーに入りますが、一度しか刷れません。全ての作品が唯一無二、世界に一つしかない作品ということです。一度しか刷れない版画は、モノプリントと呼ばれています。
版画用のプレスやいろいろな薬品も必要ないし、彫らないので彫刻刀で手を怪我することもないです。そういったことから自宅でも手軽にできるし、とにかくいろいろできて何でもアリ、クリエイティビティを自由に発揮できる手法というところからも、近年海外では急激に人気を獲得してきているようです。